北海道が初めて、感染者の発生していない施設でも、全入居者を対象に検査するという答弁を引き出しました
北海道は、これまで高齢者施設等で新型コロナウイルス感染者を確認した場合に限り、職員や入所者等にPCR検査を実施してきました。
日本共産党の宮川潤北海道議会議員は12日、道議会一般質問で戦略的なPCR検査拡大方針について質問し、鈴木直道知事は、感染者の発生していない施設でも検査を行うことを初めて答弁しました。
宮川氏は、「感染者が減少傾向で検査能力に余裕ができた今こそ検査を広げるべきだ。『しんぶん赤旗』の調査では、25都府県が社会的検査の実施または計画をしている。社会的検査的の必要性と拡大」について、知事にただしました。
鈴木知事は、「今後、感染拡大がみられる地域における行政検査の対象を感染者が発生していない施設に拡大など、柔軟な対応に努め、効果的な検査のあり方について、早急に検討する」と約束しました。
再び登壇した宮川氏は「検査対象を広くし、無症状感染者を一人でも多く早く把握する」必要性を指摘しました。
(通信・宮川)