北海道は、2020年8月4日、道議会保健福祉委員会で、日本共産党の宮川潤道議会議員の質疑に答えて、新型コロナウイルス感染検査の体制を、さらに強化する方向について示唆しました。
道は、委員会に「今後を見据えた保健所の即応体制の整備について」を報告し、その中でPCR検査の必要数を最大一日2620件と想定し、その実施が可能な体制整備を進めるとしました。
宮川氏は、最大一日2620件と割り出した計算方法(※)について「ほどほどの数に抑え込む計算方法だ。この想定を上回って検査する必要が生じた時に対応できるのか」とただしました。
中野繁地域保健課参事は「まずは2620件の検査体制をめざし、今後の状況を踏まえ、検査が滞ることのない体制を構築する」と、検査体制の上乗せもあり得ることを認めました。
さらに宮川氏は「エピセンター(感染震源地)を明確にして、その地域の住民、事業所に勤めている方々全体に検査を実施すべきである」と求めました。
※道内における新規感染者数96人(最大値)、陽性率6%(平均値)、濃厚接触者数10.6人(平均値)から算出