修学旅行等 確実に支援を

日本共産党の宮川潤北海道議会議員は、5日、食と観光対策特別委員会で、修学旅行等の教育旅行の支援を確実に行うよう求めました。これは、事前に懇談した小学校長から「道の予算が足りなくなって、支援を受けられなくなることはないだろうか」という心配の声を受けて、委員会で取り上げたものです。

これまで、修学旅行等では、バス1台を1クラスで利用し、宿泊施設では1部屋を大人数で利用してきましたが、コロナウイルス感染対策のため、バス2台で1クラス、1部屋を少人数で利用しなくてはなりません。経費の増加に対して、教育旅行支援事業として11億8669万円の補正予算が組まれています。

宮川氏の質問に、小林靖幸観光局参事は「貸切バスを1台から2台に増やした場合には14万円、宿泊施設の部屋を増やした場合1人当たり3千円を支援する。簡素化した申請手続きで、きめ細やかに対応する」と説明しました。

宮川氏は「予算を使い切ったなどの理由で、支援から除外される学校があってはならない。必要なら予算を追加して支援すべき」と求めたことに対して、大内隆寛観光振興監は「一生の思い出になる大切な機会であり、支援事業の利用状況を注視し関係者の理解を得られるよう教育旅行の実現に取り組む」と答弁しました。

宮川氏は「学校関係者の理解が得られるよう確実な支援の実施」を求めました。