あなたを知らない
遠い見知らぬ異国で死んだ画学生よ
私はあなたを知らない
知っているのはあなたが遺のこしたたった一枚の絵だ……
長野県の「戦没画学生慰霊美術館 無言館」の窪島誠一郎館主のあいさつです。
窪島氏は、ある「家族」を描いた作品について、故人の兄が「のこしてゆく私たちにはこんな裕福な時間を過ごしてもらいたいと願って、この絵を描いていったんじゃないでしょうかね」と語っていることを紹介、故人と遺族の思いに深く分け入っています。
しんぶん赤旗日曜版に、「無言館のうた」が連載中です。先日、この連載を読みたいので購読しますと、電話がありました。