「学ぶことは生きる証」夜間中学

映画「新渡戸の夢」で、自主夜間中学の授業で工藤慶一さんが、高齢の生徒さんが正解したときに言った「自信ついたでしょ」の言葉が、私の胸に深く刻まれています。
生徒さんは、戦争や貧困など様々な事情で学校に行けなかったために、役所から手紙が来ても読めず、病院の診察申込書が書けないなど、不自由をし、「自分はできない」思いを抱いた人もいるそうです。
「自信ついたでしょ」は、生徒が生きてきた姿を理解し、寄り添い、自信の無さや自己否定から解放する言葉でした。学べなかったことは、本人の責任ではありません。学ぶことは自分を肯定し、生きる力をつくります。ですから、夜間中学が必要なのです。

農本後援会ニュース