僕らは黙らない「ひとり街宣」

東京都知事選挙の結果は、現職小池百合子氏が当選、野党共闘候補の蓮舫氏は及ばず、残念でした。
日本共産党の小池晃書記局長は、ほぼすべての駅で「ひとり街宣」が行われたことを挙げ、民主主義の力を示すものとなったと述べています。
「ひとり街宣」は、ひとり、あるいは数人がプラカードを掲げ、「選挙に行こう」「あなたと次の東京へ」「私たちが動く 政治が変わる」などの個人のアピールで、選挙運動に関わったことのない若い人が多かったと聞きます。
「何かしたい」「自分たちの声が生かされる政治にしたい」と、勇気をふり絞って、行動に出たのです。妨害や冷たい視線もあったでしょう。しかし、それに負けずに行動したのです。

かつての戦争時代、国を挙げて戦争を進め、反対する人は警察で拷問される世の中でした。その時自分は「戦争反対」と言えただろうかと、いつも考えます。
私たちは、憲法13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求」の権利、19条「思想及び良心の自由」を得ました。私は、自らの良心にしたがって行動していくと決めています。

「ひとり街宣」で、自分の言いたいことを、自分のやり方で主張することに民主主義の発展を感じ、日本の進むべき道がそこにあると確信しています。その道をさらに進める力になります。

(東区民報)