奨学金の問題

学費が高いため、大学生の2人に1人が奨学金を借りています。

社会人としての第一歩を歩む時に数百万円の奨学金という名の借金を抱え、40歳くらいまで返済に追われる方も多くいます。
国の自殺統計の「原因、動機」に、新たに「奨学金の返済苦」の項目が設けられ、昨年度10人が該当しています。
返済のため、就職した会社がブラックでも辞められなくなることがあります。

2015年、電通の新入社員高橋まつりさんがクリスマスの朝、過労自殺しましたが、今も、まつりさんの奨学金をお母さんが返済しているそうです。
国が、授業料無償化、奨学金返済の帳消しなどを実施して、若者が希望を持って生きられる社会にしなければなりません。

(農本後援会ニュース 2023年11月号)