悪法をつくる国会でいいのか

国会で悪法が次々通っていきます。

入管法の改悪は、自民、公明、維新などの賛成で可決しました。スリランカ人ウィシュマ・サンダマリさんは、ベッドから転げ落ちてそのまま身動きもできない、座っている状態でも首にまったく力が入らず、首をだらりと倒したまま声をかけても反応しないなどひどく衰弱した状態だったそうです。しかし、まともな医療を受けることができず亡くなったのです。外国人の人権を踏みにじる政府が、国民の人権だけを尊重することはないと思うのです。

健康保険証の廃止などを定めたマイナンバー法が、自民、公明、維新などによって成立しました。マイナカードに別人の保険情報が登録されていた事例は7,300件以上、国の給付金の受取口座が別人の口座になっていたミスは13万件、マイナカードで住民票等を取得しようとしたところ別人のものが発行された例も多数です。

LGBT理解増進法案は、自民・公明案と維新・国民案が一体化したようなものになり、「理解を増進どころか後退させるものだ」「期待を裏切られた」と批判が高まっています。本来、自分の性についての認識や、どういう人を好きになるかという性的指向による差別は許されず、全ての国民がかけがえのない個人として尊重される法律にしなくてはなりません。

自民、公明、維新などが悪法をつくる国会を変えなくてはなりません。

(東区民報 2023年6月18日付)