国葬に反対:内心の自由を保障せよ

日本共産党の宮川潤北海道議会議員は、2022年9月6日、文教委員会で、安倍晋三元首相の国葬にあたり、児童・生徒の内心の自由を侵害してはならないと質問しました。

永岡文部科学大臣は、「国葬」にあたって、教育委員会や学校に対し、半旗の掲揚や黙とうによる弔意表明の協力は求めないとしています。

宮川氏は、道教育委員会の「内心の自由と教育について」、「戦後教育と平和を守ること」の見解を求めました。

山城宏一高校教育課長は「教育においては、子どもたちの人格を尊重し、内心の自由はすべての児童生徒に保障されなければならない」と述べ、池野敦教育部長は「教育は、平和で民主的な国家及び社会の形成者として、国民の育成を期して行わなければならない。学問の自由を尊重しつつ、個人の価値を尊重して、自主自立の精神を養う。国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」と答弁しました。

宮川氏は、「日本共産党は、治安維持法下でも弾圧に抗して、侵略戦争反対、主権在民を訴えてきた。内心の自由や言論の自由の侵害が、ファシズムと戦争への道であった教訓から、それらを侵すような動きはたとえ些細なことであっても許さない。国葬には反対であり、住民や地方への押し付けは許さない」と、態度を表明しました。