札幌大学で授業をし、若者の力を感じる

札幌大学で、授業をさせていただきました。北海学園大学で二度、授業をしたことがあり、これで3回目でした。

事前に、教授から学生に、私のホームページを見て質問や意見を出すように課題を出されたそうで、なんと62件も寄せられました。どれも、真剣で水準が高いものです。一部(要約)をご紹介します。

――「学校給食費引き下げ、無償化」というのは賛成です。しかし一番お金かかる「大学の学費の無償化」というのはやはり難しいことなのでしょうか?
――私の叔母は保健所に勤めて頑張っています。保健所の人員を増やすにはどのような対策が必要ですか?
――ヤングケアラーが当事者の自覚がなく、相談をすることができず孤立していってしまうことへの対策はありますか?
――高等学校等就学支援金制度は、(所得制限を)1円でも超えてしまったら、授業料は全額負担で、私は授業料だけでなく、奨学金も借りることができませんでした。基準を見直す必要があるのではないでしょうか。

とても80分では時間が足りず、授業後も質問・意見などを話しかけてくる学生もいました。
私の想像を超える、未来を創る若者の力を感じました。

(東区民報 2022年8月7日付)