北海道議会の超党派で構成する北海道スポーツ推進条例検討会は、17日、条例案を議長に提出しました。
2020年の第1回準備会から17回の議論を経たもので、「北海道は、夏は冷涼な気候、冬は良質な雪などに恵まれ、・・・スポーツを通じた健康で豊かな生活の形成と魅力ある人づくりや地域づくりを推進」(前文)としています。
日本共産党道議団から検討会議に参加した宮川潤氏は、前文に書かれていた「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に、道民のスポーツに対する機運が高まりを見せている」という文言について、「2020オリン-ピックには反対。機運が高まっているとも言えない」として、削除させました。
また、「スポーツ界から、いかなる暴力・体罰を排除することを掲げるべき」と提案。「スポーツにおける体罰および暴力を根絶する」と明記した第19条を新設しました。
その他に、条例案では、「体力、年齢、性別その他の事情にかかわらず」スポーツに参加することができるようにすることや、道に「スポーツに親しむ環境の整備」などを位置付けています。
この条例案は、本会議に提出され、3月24日に可決される見通しです。