ロシアの侵略を許さない

ロシアのウクライナ侵略に、驚き、恐怖と怒りでいっぱいです。
ウクライナの首都の住民が「かばんに食料を詰め込み、車に子ども2人を乗せ…キエフを出るまで4時間。車を走らせる。爆撃音が聞こえ、閃光(せんこう)も見えた。戦車とすれ違う。道路には死体らしきものが横たわっていた」(北海道新聞)と、避難している報道がされています。
プーチン大統領は、ウクライナ東部地域から「要請」を受けた「集団的自衛」だとしていますが、何の道理もありません。まぎれもない侵略行為であり、軍事行動をやめ、撤退すべきです。さらに、「ロシアは世界で最も強力な核保有国の一つだ。わが国を攻撃すれば壊滅し、悲惨な結果になる」と核戦争を示唆する発言をしたことはいっそう許されないことです。
ロシアに詳しい日本ユーラシア協会(竹田正直会長)は、今回の事態の背景の一つとして、ウクライナが加盟しようとしているNATOなどの軍事ブロックは仮想敵を作って軍事的対立を呼び起こす問題や、ロシア政府が旧ソ連地域を「勢力圏」とみなしている問題を指摘しています。
もしも、日本国内の米軍基地からロシアに攻撃を行なったら、ロシアは日本に向けて反撃を開始するのではないかと恐ろしい気持ちになります。
日本の平和を守るためには、軍備増強ではなく、日米安保条約と在日米軍基地を無くすことが必要ではないでしょうか。
いま重要なのは世界で声を上げ、プーチン政権を包囲することです。

(東区民報 2022年03月06日付)