校則で不登校40人「生徒の個性を尊重」する校則へ:宮川じゅん氏に答弁(北海道議会)

日本共産党北海道議会議員団が全道立高校191校を対象に校則調査を行ない、結果をホームページで公表しています。( https://jcp-do.com/wp/?cat=5

日本共産党の宮川潤北海道議会議員は、8月3日、道議会文教常任委員会で、「髪型のツーブロックを禁止したり、肌着に関する規定を設けている学校がある」と問題提起し、頭髪の色を学校に登録させる「地毛(じげ)証明」、「校則を要因とした不登校」について質すと、伊藤伸一生徒指導・学校安全課長は、「頭髪の色は生まれつき異なっており、人それぞれの違いを正しく尊重することが重要」とし、道内の小中高校で、学校の決まり等の問題による不登校が40人に上ることを明らかにしました。

宮川氏は、「児童生徒を不登校にしてしまうとは、いったい何のための校則なのか」とし、校則は「社会通念上の合理性、生徒の共通理解、公開、見直し規定が必要であり、各校で議論すべき」と求めました。
伊藤課長は「必要かつ合理的範囲内で制定すること、学校ホームページで公表、生徒が主体的に話し合うこと」が必要だとし、鈴木淳学校教育監は「生徒の個性を尊重し、よりよい学校生活を送るためにふさわしい校則が制定、運用されるよう指導助言する」と答弁しました。