厳しい審判が必要:オリンピックは開催です

「久しぶりに旅行に行きたいね」と家族で話していましたが、やっぱりやめることにしました。感染拡大が止まらないからです。
菅政権が強力に進めていた「GoToトラベル」も止まったままです。


鈴木知事が進めていた旅行支援「どうみん割」は、感染拡大のため昨年停止し、予算が30億円も残ってしまいました。その30億円を、感染予防や飲食店など売り上げが減少している事業者への支援等に使ってもらいたかったのですが、知事は、今年度の新たな旅行支援「新しい旅のスタイル事業」に使うとしました。しかし、4月2日から始まった「新しい旅のスタイル事業」も5月15日に停止に追い込まれました。

人が動けば一緒にウイルスも動くため、今は旅行の自粛が求められています。友人との飲食やサークル活動などもできず、孤立が深まっています。


遅れているワクチン接種や、医療機関・事業者への助成、収入が減っている非正規雇用者やアルバイトが無くなっている学生への支援など、やらなければならないことが山積しており、国も道も市も全力で取り組まなければなりません。
それも不十分なままで、オリンピックは開催です。そして、来日している選手や関係者から、感染者が出てしまいました。
いま国民が求めていることが、国にも道にも伝わっていないのです。
国民ができる一番強力なことは、総選挙で厳しい審判を下すことではないでしょうか。

(東区民報 2021年07月25日付)