私は、2020年9月23日、道議会で一般質問を行ないました。寿都町や神恵内村に誘致するのではないかと心配されている核のゴミ(高レベル放射性特定廃棄物)問題についても取り上げました。
埋める施設の規模?
原発を運転すると、大量の使用済み核燃料が発生します。最終的に、ガラスで固めて、直径40センチメートル、高さ1・3メートル、総重量500キログラムの「ガラス固化体」にします。
これを厚さ20センチメートルの金属で覆い、さらに厚さ70センチメートルの粘土で覆い、地下300メートル以上深い所に埋めてしまおうというのが、核のゴミの処分方法とされています。
私は、道議会で、このリスクや埋める施設の規模をただしました。
道の答弁は「ガラス固化体から毎時1500シーベルト。人間が真横に立てば20秒弱で生命に影響。処分場は、ガラス固化体を4万本埋設できるもの。地上施設は北海道大学札幌キャンパス(約1・7平方キロメートル)とほぼ同じ面積、地下施設はその5倍」と、驚くべきものでした。
ウランは長期間にわたって放射線を発し続ける危険な物質なのです。※参照
※原子力発電環境整備機構NUMO資料「ガラス固化体1本の発生源となっているウラン鉱石の総量がもつ放射能まで減少するのに数万年〜10万年かかります」
北海道の豊かな自然の中に、核のゴミ処分場を作らせることに、道民は納得しないでしょう。その声を道議会で大きく上げていきます。
(2020年10月11日付 東区民報より)