北海道 コロナ対策予算の問題点

支出されるのは29%

北海道は新型コロナウイルス感染対策の予算は、2020年3月25日に議決された①補正予算2019年度分と②2020年度分(第1弾)、③4月28日採決の補正予算(第2弾)の合計で、1,061億7,800万円余になります。
そのうち、756億7,800万円(71%)は銀行に預託され、感染防止対策等に支出されるのは305億円(29%)だけです。

また銀行に預け入れするもの

次に、道のコロナウイルス対策の予算1,061億7,800万円の財源について明らかにします。
国庫支出金が283億円(27%)です。知事の政策と権限による支出である積立金(財政調整基金等)の取り崩しは22億円(2%)に過ぎません。財源の大部分となる757億円(71%)は、銀行に預けていた資金がいったん戻されたものであり、また銀行に預け入れするものです。

議会でコロナウイルス感染対策の強化を強く求めます。

職場の閉鎖や売り上げの減少による解雇、賃金カットなどにあった労働者への補償、感染の危険に向き合って頑張りながら患者の減少等で収入が減少している医療機関への損失補てんなどはありません。
また、公共工事など予定していた事業を先送りして財源を作ることは行われていません。

議会でコロナウイルス感染対策の強化を強く求めます。