北海道 小規模店でも禁煙化進めるべき

北海道は、来春の第一回定例議会で制定をめざしている「受動喫煙防止条例」の基本的な考え方を、2019年9月9日、道議会保健福祉委員会に報告し、日本共産党の宮川潤北海道議会議員が、受動喫煙防止対策を強化する立場で質問しました。

宮川氏は、
「東京都条例で100㎡未満の小規模飲食店でも従業員を雇用している場合には禁煙または分煙の措置を取ることとしていることは有意義だ。

北海道の条例案では喫煙可能としており、従業員の健康が損なわれる。禁煙化のために道が支援すべきではないか」と質問しました。

東幸彦がん対策担当課長は
「(小規模店の禁煙化など法律の規定よりも厳しい)道独自の義務規定を設けると、事業者に混乱が生じるとの意見がある」と、条例による規定には踏み込もうとしませんでしたが「従業員の受動喫煙を防止することが重要。そのための環境整備を行なうことを事業者の責務とする」と答弁し、今後の実効性が問われることになります。

宮川氏が
「青少年への禁煙教育・啓発など、受動喫煙の減少と禁煙化の推進」を求めたことに対して、橋本彰人保健福祉部長は「小学生・未成年者への喫煙防止講座、禁煙相談の実施、受動喫煙防止対策の充実に努める」と答えました。