北海道水産林務部は、2018年2月6日、日本共産党の宮川潤道議会議員(水産林務委員会副委員長)に、サケふ化場における盗難対策を強化すると報告しました。
昨年、北海道内のふ化場で、サケが盗まれ、腹を裂いて卵を取りだした後、魚体を投棄する事件が相次ぎました。
サケの不漁により、イクラの価格が高騰したためです。
宮川氏は、昨年十一月七日、道議会水産林務委員会で、「どう対策を強化するのか」と質問し、山口修司水産局長から、「各施設に防犯設備の設置、夜間パトロールを強化する」との答弁を引き出していました。
このたびの報告によれば、すでに昨年、監視ライト(宗谷)、人感センサー、監視カメラ(北見、根室、渡島)、警備会社に警備委託(根室)などの対策強化が行われました。
さらに、今後の対策として、監視カメラ(宗谷、北見、根室、日本海、渡島)、人感センサー(根室)、フェンス拡充(日高)のほか、地元警察にパトロール強化を要請し、道取締船職員や振興局職員による巡回パトロールの強化を行うとしています。