サケが記録的不漁となっています。
北海道の漁獲量は、2015年3,321万尾、2016年2,348万尾、2017年1,573万尾(それぞれ12月31日現在。北海道連合海区漁業調整委員会調べ)と激減し、サケ・イクラ価格が高騰しています。
今年は、北海道内の各サケ・マスふ化場で必要な種卵を確保できなかったことが明らかになりました。
日本共産党の宮川潤道議の調査に対して、1月5日、北海道水産林務部が報告したものです。
道内の各ふ化場で、合計12億1,567万粒の種卵を確保する計画でしたが、昨年12月28日現在、10億5,680万粒(86.9%)しか確保できず、1億5,887万粒不足しました。
種卵を確保できなかったため、放流する稚魚も減り、3~5年後回帰する親魚も減ることになります。
宮川議員は「種卵不足で親サケが減る影響額は数千万円に上るのではないか。サケの不漁は、食料供給の上でも重大。水産資源の確保と、安定して育てる漁業の育成が重要」と語っています。