「キャベツは高すぎて買えません」
住民が集まった場で、「キャベツは高すぎて買えません」、「夫が在宅勤務の時、皆同じ部屋にいて、暖房をあちこち付けないようにしています」、「鍋をすると、白菜を減らし、もやしをたくさん入れて、かさを増やして、野菜不足にならないようにします」など節約とやりくりが話題になります。
暮らしの豊かさ・苦しさを表す指数にエンゲル係数があります。家計で、食費がどれだけかかっているかという割合です。
今は、国民全体が「食べていくだけで精いっぱい」で、国全体のエンゲル係数が上がっています。
2005年には、22・9%でしたが、2024年は28.3%に急上昇しています。
G7(先進国首脳会議 フランス、アメリカ、イギリス 、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)でも、日本が最悪です。
国民生活が苦しくなった大きな原因に食料品の高騰があります。
政府が円安政策をとっているため、輸入する物の値段が上がっているのです。日本の食料自給率はわずか38%ですから、62%の食料は輸入に頼っており、円安で食料の値段が上がるのです。
気候変動(地球温暖化)の影響で、世界的な農作物の不作となり食料価格が上がったうえに、コメの生産・供給に政府が責任を持たなくなったためにコメの生産量が減り価格が暴騰しているのです。
2019年に消費税を10%に引き上げたことも重大です。
エンゲル係数が上がっていることは、政府の責任が大きいのです。