灯油価格高騰 支援の強化を

物価高騰が激しく、暮らしが大変です。
北海道の消費者物価の、今年(2022年)7月での一年前との比較では、光熱・水道(14・7%)、食料(5・1%)、家具・家事用品(4・5%)などが著しく値上げとなっています。
燃料や食料品の値上げは、所得の少ない人にほど影響が大きくなります。

寒い季節を迎えるにあたり、一番気になるのは灯油価格です。
こういう時こそ、行政の支援が必要であり、税金の使い方が問われます。

私は、道議会で北海道新幹線の工事費が増額されてきたことを問題にしています。
新青森駅~新函館北斗駅までの工事費は、当初4,670億円(道負担830億円)の予定でしたが、5,783億円(道負担925億6千万円)へと、1,113億円(道負担95億6千万円)も増額しているのです。
新函館北斗駅から札幌駅までは、1兆6,700億円の予定ですが、いくらまで膨れ上がるかわかりません。
また、2022年10月7日の道議会では、道道名寄遠別線の工事費が、47億円の予定だったものが、131億円へと2・8倍にもなっていることを理由に反対しました。
このような税金の使い方を、道民の暮らしの応援に切り替えるべきです。

昨年(2021年)、北海道は、各市町村で実施している福祉灯油(低所得者などへの灯油代補助)への交付金を増額しましたが、今年は、灯油価格がさらに上がっていますから、支援を強化すべきだと、日本共産党道議団は求めています。実現めざしてさらに頑張ります。

(東区民報 2022年10月16日付)