障がい者団体で地下鉄ホーム柵が話題に ・・・全駅についたのは札幌だけ

私は、2017年6月25日、北海道視覚障害者協議会の総会に来賓として参加しました。
参加者からの発言が相次いだのが、市営地下鉄のホーム柵が設置された喜びの声でした。

喜びの声

  • 「今年(2017年)3月24日、地下鉄の全駅にホーム柵が設置された。地下鉄の全駅についたのは札幌だけだ」
  • 「障がい者団体の全国大会で、ホーム柵がついたことを発言すると、道外の参加者から『札幌に行きたい』と言われた」
  • 「ホーム柵を設置してほしいという運動を頑張ってやってきてよかった」などです。

私が、札幌市議会議員をしていた頃、ある視覚障がい者から「駅のホームは欄干のない橋のようで危険だ」と訴えられたことを、今も覚えています。

視覚障がい者の事故(東京)

2016年8月、東京の地下鉄銀座線青山一丁目駅など、視覚障がい者のホームから転落、死亡事故は続いています。
日本共産党札幌市議団は、2001年の代表質問以来、ホーム柵の設置を繰り返し求め続けました。全駅設置まで16年かかりました。
このたび視覚障がい者の方々の喜びの声を聞き、目頭が熱くなりました。

他にも課題があります

しかし、他にも課題がたくさんあります。JR駅のホーム柵設置や、銀行などの手続きで自筆のサインを求められるが、視覚障がい者はサインできない問題、65歳から福祉サービスが介護保険の適用になり一割負担を求められることなどです。

障がい者も健常者も暮らしやすい街をつくるために、もっともっと頑張ります。

 


全視協公式ウェブサイト