コロナ変異株急増対策を

病床確保の目標引き下げるな

北海道の新型コロナ新規感染者数は連日最高値を更新、5月13日には712人にもなる深刻な事態です。
日本共産党の宮川潤北海道議会議員は、11日、道議会保健福祉委員会で、新型コロナ感染の検査、病床確保などの対策強化を求めました。
北海道は、一日に1万4240件の検査体制と、病床は1809床確保の目標を1425床に引き下げる方針を報告しました。

日本共産党の宮川潤道議は、「病床確保の目標を引き下げることは許されない。重症者が軽快したら中等症軽症者用病床に転院できるようにして、病床の有効活用を図るべき。検査体制も拡大すべきではないか」とただしました。

竹内正人感染対策課医療体制担当課長は「入院1809床確保へ医療機関と協議を進めている。回復患者の転院先となる後方支援医療機関の確保を進める」とし、畑島久雄感染症対策局医療体制担当局長は「感染拡大地域などでは、高齢者施設の従事者等も検査対象としている。最大限の病床数確保を目指しつつ、更なる医療・検査体制の充実・強化に取り組む」と答弁しました。
宮川氏は「変異株によって、状況が一変し重症者も増加している。地域の面的検査、医療機関・施設での定期検査、入院体制の強化」の必要性を指摘しました。