「きょうされん」全国大会 – 北海道議会議員 宮川 潤

「きょうされん第四十回全国大会イン北海道」が、2017年9月15日、16日に、札幌市白石区のコンベンションセンターを会場に、行われます。
「きょうされん」は、その前身を共同作業所全国連絡会(略称・共作連)として1977年8月6日に結成されました。
共同作業所は、障がいのある方の、働く場に加えて活動の場や生活の場として、役割を果たしています。

 
現在、「きょうされん」は、1,916カ所の会員にひろがり、国に対する全国規模での要求運動を展開したり、各地の共同作業所づくり運動の経験を深め合うことなどもおこなっています。
今年、記念すべき第四十回に、全国から、作業所に通う障がいのある方が、約2,000人も参加する予定です。車いすの方、視覚障害の方、聴覚障害の方、知的障害、精神障害の方々などがいらっしゃいます。
問題は、それを受け入れるバリアフリーの街づくりです。

 
JRのエレベーターが不足ではないでしょうか。会場・コンベンションセンターの車いす用のトイレが不足します。ホテルのバリアフリー対応の部屋は極めて少数です。定山渓などの旅館の和室を利用すること必要だと思われます。JR・地下鉄の車いすの乗客対応、歩道の点字ブロック、音響式信号機などなど、課題は山積しています。

 
札幌に、オリンピック・パラリンピックを誘致したいのなら、まず、きょうされん全国大会を成功させて、障がい者に優しい街づくりをすすめることが必要です。