駐車場料金値上げ(道営住宅)撤回すべき – 2017年3月8日 本会議 一般質問 宮川道議

☆宮川道議

次に道営住宅について質問いたします。

駐車場の料金変更が入居者に通知されています私のところに、ある道営住宅入居者から「駐車場の利用者二人に声をかけたところ、それぞれ本当に高くなるね、公営住宅なのにどうしてこんなに値上げするんでしょうね」という手紙が届きました。近隣の民間マンションの駐車場よりも、高くなることも大きな不満となっているようであります。

まず、道営住宅入居者の所得が減り生活が厳しくなってきていると思うのですが、この点についての認識をお示しください。

○高橋知事

最後に、道営住宅入居者についてでありますが、公営。住宅は住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸する住宅として、高齢者や障がい者のほか子育て世帯など多様な世帯の方が入居しているところであります。道営住宅においても、さまざまな職業や年齢の方々が入居しており、入退去などに伴い、低所得者の割合が増加傾向にあることなどにより、入居者の平均所得は、過去5年間でみると漸減しているところであります。道といたしましては、引き続き、収入が著しく低額な入居者などに対し適用される家賃減免制度の周知に努めるなど、適切に対応してまいります。

【再質問】

☆宮川道議

道営住宅についてですが、札幌市東区光星地区には、札幌市営住宅と道営住宅が混在するように並んでいますが、市営住宅の駐車場は1台分5,500円であるのに、今回の値上げで、道営の光星第4団地は6,370円と高くなります。

ほかにも同様のところもあります。入居者も納得できないと思います。

所得が下がっていることにも鑑みて、今からでも、値上げについては、撤回すべきですが、道としての考え方をうかがいます。

○高橋知事

次に道営住宅の駐車場使用料についてでありますが、道では、このたびの見直しにあたり、昨年5月、住宅対策審議会に道営住宅駐車場使用料の適正な負担のあり方について諮問したところであり、審議会からは、「公有財産台帳価格帯を活用した制度を維持をし、民間駐車場の料金との均衡に配慮すること」、「使用料が著しく上昇しないよう配慮すること」、「使用料の区分設定は、公有財産台帳価格による地域格差を考慮した合理性のあるものとすること」との答申をいただいたところであります。道といたしましては、これらを踏まえ、全道204団地の駐車場使用料について見直し、値上げとなるのが69団地、値下げとなるのが56団地となったところであり、今後とも、審議会の答申を踏まえ、適切に対応してまいります。

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