意義深く印象深い視察 – 北海道議会議員 宮川潤

2016年1月25日から28日、北海道議会保健福祉委員会の視察に行きました。
福岡県、佐賀県、大分県での三泊四日で、たくさんの視察が組み込まれ、濃密な日程となっていました。一日目、福岡市立子ども病院。二日目、がん治療センター、緩和ケア病院、久留米市の自殺対策、三日目、リハビリテーションセンター、障がい者が働く企業、四日目は帰道です。
九州での移動は貸切バスですが、九州でも数センチの積雪の「大雪」となり、高速道路が通行止めのため、あふれた車が国道に集中し、大渋滞となったのです。
視察団を乗せたバスは、五時間で十数キロメートルしか進めず、ゆっくり歩く程度の速度。昼食を予約していた食堂はキャンセルし、コンビニ弁当で車中食と思い、立ち寄ったコンビニでは、やはり渋滞のため、弁当が入荷されていません。このペースでは視察先に到着するのは深夜になってしまいます。
これではらちが明かないと判断し、貸切バスを乗り捨てて、JRに乗り換えましたが、二日目のがん治療センターと久留米市には行けなくなってしまいました。
しかし、視察できたところは、すべて素晴らしい先進的な取り組みで、とても意義深く、勉強になりました。
そして、渋滞中のバスの重苦しい雰囲気、貸切バスを乗り捨てた視察団の英断は忘れられないことになりました。