IR売り上げの6割強がカジノ! 反対の声受け止めよ!

誘致に反対質問 宮川道議

日本共産党の宮川潤北海道議会議員は、2019年6月5日、食と観光対策特別委員会で、特定観光複合施設(カジノを含む統合型リゾート。以下IR)について、苫小牧市などへの誘致に反対する立場で質問しました。

宮川氏は、外国人客を20%見込む一方、苫小牧市に車で1時間圏内(札幌など)の客を40%見込んでいること、候補地となっているウトナイ湖(ラムサール条約登録湿地)周辺の環境問題が指摘されていることなどを指摘し、道の考え方をただしました。

森秀生経済部観光局参事は「IR全体の売上1,500億円、そのうちゲーミング(カジノ)が約6割強」の試算結果を示しました。
槇信彦観光局長は「周辺環境に十分配慮することが重要」と述べ、
三瓶徹観光振興監は「カジノ設置に伴う依存症対策や苫小牧市の課題について、引き続き検討を進め」ると答弁しました。

カジノは経済振興に役役立たない!

宮川氏は「6割強の売り上げを見込んでいることからもIRの中心はカジノだ。
北海道児童青年精神保健学会カジノ問題ワーキンググループの黒川新二氏らが
『カジノが経済振興に役立つという考えは誤り。ギャンブルは人間の心と生活を荒廃させる』と反対を訴えている。

このような声をしっかり受け止めるべき」とカジノ誘致の問題を指摘しました。